2015年11月25日水曜日

桐原愛美

桐原愛美
穏呼智真

 七宝院学園一年生、地学部副部長。出羽県出身の実業家、清水賢一郎の養女。



 生まれ育ちに恵まれない過去があったらしく、新たな家族と今ある幸福を守るという誓いを片時も忘れない。同居している清水夢有とは同い年だが、精神的に幼い夢有への母性愛から保護者のように振舞う事が多い。

 七宝院入学後、不埒な男子生徒達から夢有を守ってくれた縁により、星河亜紀らが率いる地学部に入部。亜紀が部長に就任すると自らも副部長の地位を得、特に鉱物など地質学に関心を抱いている。化学も得意。

 清水家は星川家と幾度も和戦を繰り返した古くからの知己であり、先輩の亜紀も星川の傍系であるため、星川初星川結も愛美の事を身内のように気にかけてくれる。十三宮とも面識を持つ。

 「地学部唯一の良心」などと呼ばれ、部活での突っ込み役に定評があるほど常識的かつ穏和な性格、そして論理的思考の持ち主として知られる。しかし、その一方で「幸せとはただ生きる事ではなく、生きて探すもの」という強い信念を堅持しており、これを否定したり、清水家に相反する者に対しては激しい敵愾心を示す事もある。また、清水の財力を狙う金の亡者達を批判するが、彼女自身も財閥の令嬢として資本主義の恩恵を受けているという点を見落としてはなるまい。

 賢一郎に買って貰った扇子を持参しており、有事には武器として使える。家族への義に生きる光属性な人だが、その善良な生き様の背後にある種の「歪み」(狂気)を見る人もいる。そして、彼女を象徴するタロットカードは16「バベルの塔」だと言われる…。

 なお、愛美(あゆみ)を「まなみ」と読み間違えると怒られる。

そんな目であたしを見ないで下さい

依悠りせ依悠りせ

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