2017年6月25日日曜日

Planet Blue chronicle

依悠りせ

 ロシア軍の北海道占領による第二次大戦敗北、冷戦下における米露両大国の列島争奪、独裁政権「日本人民共和国」の幻出と、その政策をめぐる壮絶な権力闘争、小惑星衝突を奇貨とした米軍上陸と民主化革命、新生「日本帝国」の誕生と軍閥割拠による列島分裂、東京と埼玉の敵対に象徴される全国的内戦、そして隕石クレーターで繰り広げられる物語など、独特の世界観を創造し続けるスライダーの会『Planet Blue』シリーズの中で、開眼すべき時代史・地域史などの各論を収録した作品集。



 地球への小惑星衝突に伴う「日本人民共和国」の崩壊後、日本列島は政治的統一を失って分裂し、東京・九州を統治する「日本帝国」、埼玉・群馬を占領した「星川共和国」、近畿・中国を支配する「畿内軍閥」など、複数の地方政権が乱立する内戦状態に突入した。

 日本帝国西海州政府首相として、九州の行政・軍事を指揮する吉野菫(よしの すみれ)は、周防長門地域の領有をめぐって畿内軍閥と対立していたが、可能な限りは外交による戦争回避の道を模索し続けた。だがしかし、山口地帯が敵方の手に落ちる事を危惧した東京・九州の軍官僚達は、独断の軍事行動で周防大島・屋代島(やしろじま)に上陸し、畿内勢との戦端を開いてしまう。不本意な開戦という現実を突き付けられた吉野首相は、同盟国であるアメリカ軍との連合作戦が予想される中、蓮池夏希(はすいけ なつき)を始めとする幕僚達との緊急軍議に臨む。

 このような動きに対し、畿内軍の謀将として山陰・山陽を守護する宇喜多清真(うきた きよざね)は、自らの信仰であるイスラム系の人脈をも最大限に駆使して、次なる聖戦(jihad)の策を着々と進めていた。一方、和平工作の密使を拝命した、日本国教会司祭の須崎優和(すざき ゆうな)は、とある修道会の主から送り込まれた若き女騎士と共に、列島の地中海たる瀬戸内海へと導かれる。

 彼ら・彼女らと共に各地を転戦する中で見えて来たのは、西国の海道を血に染めた、稀代の天下大乱であり、その陰影に蠢(うごめ)く、錯乱の魂であった…果たして達は、この戦争の結末を見届け、生き残る事ができるのだろうか?

九州 円卓


 屋代島攻防戦は、九州鎮台・アメリカ連合軍の勝利に終わった。西海九州の枢軸、大宰府と博多湾を擁する筑前達が帰還した時、総司令部では陶山聖尚(すやま としなお)諫早利三(いさはや としみつ)ら良識派将校の尽力で、既に「円卓会議」の準備が進められていた。6年前に勃発した「吉野五人衆(よしの ごにんしゅう)」達の内乱によって、九州軍は多くの優秀な人材を失い、今となっては吉野首相を積極的に支持する武官は、陶山将軍・諫早少佐・蓮池大尉など少数である。

 円卓会議は、大島事変の「戦争責任」を巡って紛糾し、首相が辛うじて議長としての主導権を維持したのも束の間、今度は同島の防衛計画に焦点が定められた。

 畿内軍閥の謀将、宇喜多清真が反撃の駒を動かすのは、もはや時間の問題であろう。山陰山陽地方には、長周を統治する山口杉良運(すぎ よしつら)を始め、磐見亀井無我(かめい むが)出雲浮田郷家(うきた さといえ)ら諸将が続々と布陣し、殊に葡萄月大隊を指揮する松田清保(まつだ きよやす)の戦力は強大である。また、畿内軍は中華ソビエト共和国(北平共産党政権)などから軍事支援を受けており、彼らにも警戒する必要がある。屋代島を守備する一方で、九州勢の次なる攻略目標は、隠岐島と馬関・下関港に絞り込まれた。

 そして、「葡萄月」が最期の戦線に誉(ほまれ)を遺さんとする頃、とある神官による和平工作の報せが届いた…。

第四話「九州 円卓
  • 原作:八幡景綱
  • 編集:十三宮顕
円卓の騎士は物語の作者、登場人物であると同時に聴衆となる」
(国際大百科事典)

2017年6月7日水曜日

神戸福原


 屋代島の戦いより二十年以上前、当時の日本列島は、共産主義独裁政権の日本人民共和国に支配されていた。それゆえ、日本人にしてイスラム(Islam)教徒たる宇喜多清真(うきた きよざね)は、迫害を逃れ、中東のアラビア帝国(Arabia)で亡命生活を送っていた。

 宇喜多氏と言えば、かつては毛利氏や尼子氏と並ぶ山陰山陽の戦国大名であり、関ヶ原にも参陣している。

 そんな武門の末裔と語られる清真のもとに、トランスヨルダン王国(Transjordan)からの同志が、幾つかの重要情報を伴って訪ねて来た。その一つは、日本の出羽地方において、独裁政権に対する頑強な抵抗が勃発し始めているという事。そしてもう一つは、こうした混乱に乗じて、とある傭兵の人脈を借り、マラッカ(Malacca)経由で日本に密航し、磐見(いわみ)浜田に上陸するという計画であった。

 この宇喜多清真こそが、後に畿内軍閥の中国地方司令官として、瀬戸内海を挟んだ九州に展開する達に対し、数多の謀略戦を仕掛けて来る事になるのである。今や広大な山陰山陽道を統治するに至った彼は現在、古くは平清盛の都であった神戸福原(ふくはら)に拠点を置いている。今回は、そんな強大なる敵将の伝記を読誦したいと思う。

周防大島


 防予諸島の主島である屋代島は、周防大島とも呼ばれ、花崗岩が大部分を構成する地質の上層に、現在はミカン畑が広がっている。

 日本帝国とアメリカ連邦の混成部隊である九州連合軍は、畿内軍閥に奪還された屋代島への、再上陸作戦を決行した。この戦闘に参陣した同盟軍将兵の中で、現在まで記録が残っている人物としては、ケリー海兵大尉・ボイル海兵軍曹(兵曹)・ワイズマン陸軍大尉といったアメリカ軍人のほか、村中讃爾(むらなか さんじ)陸軍大尉という日本人の名前も見られる。

 これに対し、彼らを迎え撃つ畿内山陽軍守備隊には、「海軍中校」長船燎次(ながふね りょうじ)と、そして「顔無し」と呼ばれた狙撃手の存在が伝わる。

 達は、この戦争の記憶を後世に継承するべく、関係者への接触を試み、その重要な一人である、ケリー海兵大尉へのインタビューを実現する事に成功した。今回は、彼の証言に耳を傾けながら、屋代島攻防戦の実相に迫りたい。

西海之役



 地球への小惑星衝突に伴う「日本人民共和国」の崩壊後、日本列島は政治的統一を失って分裂し、東京・九州を統治する「日本帝国」、埼玉・群馬を占領した「星川共和国」、近畿・中国を支配する「畿内軍閥」など、複数の地方政権が乱立する内戦状態に突入した。

 日本帝国西海州政府首相として、九州の行政・軍事を指揮する吉野菫(よしの すみれ)は、周防長門地域の領有をめぐって畿内軍閥と対立していたが、可能な限りは外交による戦争回避の道を模索し続けた。だがしかし、山口地帯が敵方の手に落ちる事を危惧した東京・九州の軍官僚達は、独断の軍事行動で周防大島・屋代島(やしろじま)に上陸し、畿内勢との戦端を開いてしまう。不本意な開戦という現実を突き付けられた吉野首相は、同盟国であるアメリカ軍との連合作戦が予想される中、蓮池夏希(はすいけ なつき)を始めとする幕僚達との緊急軍議に臨む。

 このような動きに対し、畿内軍の謀将として山陰・山陽を守護する宇喜多清真(うきた きよざね)は、自らの信仰であるイスラム系の人脈をも最大限に駆使して、次なる聖戦の策を着々と進めていた。一方、和平工作の密使を拝命した、日本国教会司祭の須崎優和(すざき ゆうな)は、とある修道会の主から送り込まれた若き女騎士と共に、列島の地中海たる瀬戸内海へと導かれる。

 彼ら・彼女らと共に各地を転戦する中で見えて来たのは、西国の海道を血に染めた、稀代の天下大乱であり、その陰影に蠢(うごめ)く、錯乱の魂であった…果たして達は、この戦争の結末を見届け、生き残る事ができるのだろうか?

2017年6月3日土曜日

TESTAMENT Dear my Devil

紅蓮つづり

 「悪魔」という概念は、古今東西の様々な宗教・神話・芸術において登場し、ファンタジー作品には欠かせない要素となっている。もし、悪魔が実在するならば、彼らは「人間」をどう思っているのだろうか?そして、悪魔に対して達が抱いているイメージは、果たして正しいのか?人界・魔界双方の視点から、人間と悪魔の「契約」の起源に迫る!


2017年5月26日金曜日

【ラブライブ!×戦闘機】 μ's COMBAT #1 【ACE COMBAT 5】

#1 極東の聖歌隊 ―PSYCHIC FIRE―
「ラブライブは戦争!遊びじゃない!」

 ラブライブのアイドル達と一緒に戦うSTGをやってみたいのですが、見付からないので私が勝手に捏造(エースコンバットと融合)致しました。
内容としては、「音ノ木坂連邦国防空軍」の「μ's中隊BiBi分遣隊」と共に出撃し、歴史に語られざる「THE UNSUNG LIVE」を駆け抜ける…という話になるかと思います。

※μ'sとサンシャイン勢が共演します。
※配役・声は投稿者の趣味です。
※エリーのコールサイン(空軍のハンドルネーム)は「ハートブレイクⅠ」、ダイヤ女史は「アゼリア」という設定です。
※「絢瀬」の漢字を変換ミスしましたm(_ _)m

・偽字幕PV→ https://youtu.be/3oe3uCRlk9U
・「お兄ちゃん」「四の字固め」などの台詞素材→ https://youtu.be/Kc4f9yplh4s


2017年4月25日火曜日

週末活動報告