2018年2月7日水曜日

RISORGIMENTO

池村ヒロイチ
遥か未来の世界に転生してしまった達。
待ち受けていたのは、闘争と暴力が支配する「敷島共和国」だった…

 内戦に明け暮れる日本列島を、突如として異変が襲う。時空が歪み、21世紀の日本と遥か未来の日本とが融合し、一つの世界に収斂(しゅうれん)してしまったのである。戦慄の事態に動揺しつつも、遠い子孫との邂逅に心躍らせる現代人達。だが、彼らの眼前に顕(あらわ)れたのは、移民社会に変貌し、君主制は滅び、他方で「幕府」が復活し、戦国大名の末裔らが各地を支配する、「敷島共和国」であった。一体、日本の将来に何があったのか?

 『Planet Blue』シリーズでは語られなかった、もう一つの日本内戦。祖国とは何か?歴史は誰のものか?「神の悪戯」に挑む人々の軌跡を描く。


2018年2月5日月曜日

RISORGIMENTO』第話「覇道の一里塚」上篇

liya
落合サザンクロス航

 あの天変地異以来、世の中は想像以上にざわつき、傷付いている。現れたのは、共和国を奉じる「敷島人」。奴らは、日本人を「蛮族」だの、「未開人」だのと呼んで蔑(さげす)んでいる。


2018年2月4日日曜日

RISORGIMENTO』第話「流転の刻に

池村ヒロイチ
小田皐月

 日本列島に再び統一国家が出来てから既に数十年が過ぎていた。敷島共和国はその名に対して、一切の共和無く、只々独立以来の誇りと利権を賭けて各々の勢力が陰謀と政争を続けながら今日に至っていた。外敵に対しては一応の「結束」をし、然れどもその実は外敵との「英雄的」戦いで隣人には晴々と散ってもらいたい、そう願いさえする者もいた。ましてや政権を担う徳川慶家(とくがわ よしいえ)自らが、政権与党である三条(さんじょう)氏の勢力や鎌倉に潜んで寝首を掻こうと虎視眈々と狙っている「鎌倉殿(かまくらどの)」に「御恩」を抱く、士分派勢力の弱体を―例えそれが消極的であるにしても―願っているのだから、他は言わずもがな、である。

RISORGIMENTO』第話「流転」諸人民の理

池村ヒロイチ
サト アオバ

 かつてこの日本列島に、数百万人の犠牲者を出した悪夢の独裁国家があった。「日本人民共和国」と呼ばれたその国は、地球への小惑星衝突を引き金として滅んだ。だが、共産主義者に取って代わった者達が建国した、「日本帝国」は、関東九州など一部の地域しか掌握する事ができず、国内には数多の軍閥が割拠していた。

 日本帝国政府は、列島内に権益を持つ諸外国の顔色を伺いながらも、着々と軍拡を進め、遂に祖国統一戦争の戦端を開いた。今この瞬間も、東西の鎮台師団が各地で「賊軍」の平定を進めている。


2017年12月21日木曜日

本堂鮎菜

 清水の家政婦?的存在。名前は生まれた時の両親の食事が鮎の塩焼き小松菜の御浸しだったから。

浅利成心

 出羽清水家の執事。政治的な意志に関係なく清水賢一郎の人柄を慕って彼の公私を助ける、ボディーガード秘書子守運転手エージェント夏休みの宿題手伝い(但し8割)兼料理人な「生きている過労死野郎」。清水夢有桐原愛美の両人を分け隔てなく愛している。

2017年12月12日火曜日

崔玉均

 歌舞伎町(東京市淀橋区)のホスト、基督教徒でもある。本名はチェ オッキュン(Ch'oe Okkyun)だが、通名「徳山美貴也」で活動している。

2017年12月11日月曜日

Planet Blue Ich-Roman 少女達の戦争

liya
小惑星の衝突によって荒廃した地球世界。
あなた自身が主人公となって、内戦状態の日本列島を駆け抜けよう!
「…この子を、我が子を死なせはしません!何があっても、絶対に…私があなたを、必ず守り抜いて見せます!」

 あの年の夏を思い出すたびに、は推し量る。彼女達の眼には、百年後の世界が映っていたのではないか…と。

 昭和20年8月、陸軍等を中心とする大日本皇国政府は、ポツダム宣言の受諾を拒否し、米英との最終決戦に臨んだ。数多の国民が、第三の原爆投下や、連合国軍の上陸に備えて動員されると共に、日本独自の原爆開発や、太平洋諸島での撹乱工作(それは「イザナミ作戦」と呼ばれた)といった、無謀な起死回生さえも計画された。一方、漁夫の利を狙って満洲・朝鮮・樺太・千島への侵入を進めていたソビエト ロシアは、遂に北海道へ上陸し、その北部を占領するのみならず、札幌・箱館方面にまで迫った。

 終戦後、我が国は米露に分割占領されていたが、朝鮮戦争によって東アジアが混乱状態に陥ると、北海道から東北地方への拡大を企図していたロシア軍や、中華ソビエト共和国に支援された政治集団が勢力を広げた。「彼ら」は、民主主義の実現や、腐敗政治の撲滅、アメリカ依存からの脱却、そして貧しい労働者・農民の保護といった一見魅力的な公約を掲げる事で、国民から支持を集め、更に旧日本陸軍などの一部をも味方に取り込んで、内戦を制し、政権を掌握するに至った。誇り高き「日本人民共和国」の成立である。

 だが…いつの時代でも、権力には人間を変貌させる魔力があり、一度権力を手にした者は、それを自らが独占し、他を排除しようとする傾向がある。彼らもまた、同じ過ちに手を染めてしまった。彼らは、連立政権のほかの党派を解散させて、一党独裁体制を築き、産業国有化や国民の監視・弾圧を強行した。その結果は、最悪だった。人権統計報告などの資料によれば、数百万人もの自国民が、恐怖政治の犠牲者になったと考えられている。

 そして、共和国の成立から約三十年後の夏、天下は再び、革命の季節を迎えた。小惑星の地球衝突によって、人類文明は存亡の危機に瀕し、世界は大いなる混沌の時代に突入した。日本列島にも多くの隕石が落下する中で、独裁政権の支配に不満を抱いていた人々は、遂に人民共和国への本格的な反乱に立ち上がり、自ら新国家を「建国」する群雄さえ現れた。更に、アメリカ連邦に亡命していた日本人グループが、米軍の支援を受けて九州・関東に上陸し、九州の大半を占領すると共に、横浜・千葉・東京・水戸・宇都宮などを次々と陥落させ、ここに日本人民共和国は滅亡した。

 東京の新政府は、西欧的なデモクラシー国家「日本帝国」の開闢を宣言し、国民の自由と権利を保障し、新しき時代の元号は「光復」と定められた。小惑星の衝突は、皮肉にも西洋における冷戦の終結を促し、世界各国の人々は、隕石による甚大な被害からの復興に挑戦しながら、来たるべき21世紀の新秩序を模索して行った。我が国においても、様々な事件や出来事があった。その中で、自分自身に関して言えば、十三宮幸が生まれたという事を、一つとして挙げられる。また、光復7年の南播磨地震(坂神淡路大震災)や、同年の秘密結社「邪馬台国」による化学兵器テロ事件も、危機管理に関する重大な戦災として、我々の記憶に新しい。そして、もう一つは…。

「暫くの間、あなたを預かる事になりました、安東家棟梁の十三宮聖と申します。これも何かの縁、義理であろうと家族ですので、『お姉ちゃん』って呼んで下さいね^^」

「聖の双子、勇よ。ま、宜しくね。可愛がってあげるわよ」

「聖姉様と勇姉様の妹、仁だよ!『めぐちゃん』って呼んでね!めぐちゃんはね、君のお嫁さんになるんだよ^^」

 そして、もう一つは…新しい家族との出逢いである。この日記を書き始めた頃、はまだ子供だった。けれど、この日記を書き終え、読み返す頃には、自身も、日本も世界も、ひいては地球・宇宙さえも、過去や現在とは異なっているだろう。それを忘れぬため、この地球世界で、日本列島で何が起き、その中で自分は如何なる運命を選択したのか、この本に記録して行きたいと思う。今この瞬間、本書を読んでいるであろう、未来の…そう、あなたのために…。

少女達の戦争』第1節「十三宮仁


「…この子を、我が子を死なせはしません!何があっても、絶対に…私があなたを、必ず守り抜いて見せます!」

 あの年の夏を思い出すたびに、は推し量る。彼女達の眼には、百年後の世界が映っていたのではないか…と。

 昭和20年8月、陸軍等を中心とする大日本皇国政府は、ポツダム宣言の受諾を拒否し、米英との最終決戦に臨んだ。数多の国民が、第三の原爆投下や、連合国軍の上陸に備えて動員されると共に、日本独自の原爆開発や、太平洋諸島での撹乱工作(それは「イザナミ作戦」と呼ばれた)といった、無謀な起死回生さえも計画された。一方、漁夫の利を狙って満洲・朝鮮・樺太・千島への侵入を進めていたソビエト ロシアは、遂に北海道へ上陸し、その北部を占領するのみならず、札幌・箱館方面にまで迫った。

 終戦後、我が国は米露に分割占領されていたが、朝鮮戦争によって東アジアが混乱状態に陥ると、北海道から東北地方への拡大を企図していたロシア軍や、中華ソビエト共和国に支援された政治集団が勢力を広げた。「彼ら」は、民主主義の実現や、腐敗政治の撲滅、アメリカ依存からの脱却、そして貧しい労働者・農民の保護といった一見魅力的な公約を掲げる事で、国民から支持を集め、更に旧日本陸軍などの一部をも味方に取り込んで、内戦を制し、政権を掌握するに至った。誇り高き「日本人民共和国」の成立である。

 だが…いつの時代でも、権力には人間を変貌させる魔力があり、一度権力を手にした者は、それを自らが独占し、他を排除しようとする傾向がある。彼らもまた、同じ過ちに手を染めてしまった。彼らは、連立政権のほかの党派を解散させて、一党独裁体制を築き、産業国有化や国民の監視・弾圧を強行した。その結果は、最悪だった。人権統計報告などの資料によれば、数百万人もの自国民が、恐怖政治の犠牲者になったと考えられている。

 そして、共和国の成立から約三十年後の夏、天下は再び、革命の季節を迎えた。小惑星の地球衝突によって、人類文明は存亡の危機に瀕し、世界は大いなる混沌の時代に突入した。日本列島にも多くの隕石が落下する中で、独裁政権の支配に不満を抱いていた人々は、遂に人民共和国への本格的な反乱に立ち上がり、自ら新国家を「建国」する群雄さえ現れた。更に、アメリカ連邦に亡命していた日本人グループが、米軍の支援を受けて九州・関東に上陸し、九州の大半を占領すると共に、横浜・千葉・東京・水戸・宇都宮などを次々と陥落させ、ここに日本人民共和国は滅亡した。

依悠りせ
十三宮 巫部 仁

 東京の新政府は、西欧的なデモクラシー国家「日本帝国」の開闢を宣言し、国民の自由と権利を保障し、新しき時代の元号は「光復」と定められた。小惑星の衝突は、皮肉にも西洋における冷戦の終結を促し、世界各国の人々は、隕石による甚大な被害からの復興に挑戦しながら、来たるべき21世紀の新秩序を模索して行った。我が国においても、様々な事件や出来事があった。その中で、自分自身に関して言えば、十三宮幸が生まれたという事を、一つとして挙げられる。また、光復7年の南播磨地震(坂神淡路大震災)や、同年の秘密結社「邪馬台国」による化学兵器テロ事件も、危機管理に関する重大な戦災として、我々の記憶に新しい。そして、もう一つは…。

まころ
十三宮 伊豆守 聖
「暫くの間、あなたを預かる事になりました、安東(あんどう)家棟梁の十三宮聖と申します。これも何かの縁、義理であろうと家族ですので、『お姉ちゃん』って呼んで下さいね^^」

水菜
十三宮メーテルリンク勇
「聖の双子、勇よ。ま、宜しくね。可愛がってあげるわよ」

まころ
十三宮仁
「聖姉様と勇姉様の妹、仁だよ!『めぐちゃん』って呼んでね!めぐちゃんはね、君のお嫁さんになるんだよ^^」

まころ
十三宮仁

 そして、もう一つは…新しい家族との出逢いである。この日記を書き始めた頃、はまだ子供だった。けれど、この日記を書き終え、読み返す頃には、自身も、日本も世界も、ひいては地球・宇宙さえも、過去や現在とは異なっているだろう。それを忘れぬため、この地球世界で、日本列島で何が起き、その中で自分は如何なる運命を選択したのか、この本に記録して行きたいと思う。今この瞬間、本書を読んでいるであろう、未来の…そう、あなたのために…。

2017年11月18日土曜日

声優

 作品にご出演下さった声優様を紹介致します。赤字は現在演じて頂いているキャラ、黒字は以前演じて頂いた役です。